顆粒球単球吸着除去療法(GMA)Granulocyte and monocyte adsorption apheresis

顆粒(かりゅう)球単球 吸着除去療法(GMA、Granulocyte and monocyte adsorption apheresis)は、患者さんの血液から活性化した顆粒球と単球を物理的に除去する治療方法です。
- 患者さんの片方の手の静脈からポンプで血を取り出し、特殊な装置でこれらの血球を除去後、そのままもう片方の手の静脈へ血液を戻します。
- 装置には、カラムという上下に穴の開いた円柱の入れ物があり、中には酢酸セルロースでできたビーズ(大変細かなつぶ)がつめられています。
このビーズは、活性化した顆粒球と単球を吸着(トラップ)する性質を持っています。 - 患者さんの血液をカラムに通すことで、血液から活性化したこれらの血球成分をこして、その量を減らすことができます。
- ビーズに吸着するのは、活性化した顆粒球と単球で、その他の血球成分、血小板は吸着しないとされています。
- 膿疱性乾癬にのみ、保険が適用されます。
