関節症性乾癬(乾癬性関節炎)PsA:Psoriatic arthritis

関節に、炎症、痛み、腫れ、変形、痛み、こわばりなどが起きるタイプの乾癬を、関節症性乾癬と言います。
関節症性乾癬(乾癬性関節炎)
どんな症状か?
関節に、炎症、痛み、腫れ(はれ)、変形、痛み、こわばりが起きるタイプの乾癬を、関節症性乾癬と言います。
起きやすい部位は、手足の指の関節(特に第一関節)、首、背骨、肩、ひじ、骨盤、股関節、ひざ、かかとの後ろのアキレス腱、足の裏、などです。
関節症性乾癬の治療が遅れ重症化すると、関節に変形が生じ戻らなくなることがあります。関節の痛みに伴い歩けなくなり、日常生活に支障が生じる場合もあります。関節の症状のほかに、疲労感が生じることもあります。
知らない間に症状が進んでいることがありますので、少しでも早く発見し治療を始めることが大切です。
関節リウマチと似ていますが、別の病気です。
どんな人がなりやすいか?
他のタイプの乾癬と合併して発症することが多いです。爪に乾癬が発症したり、関節に痛みある場合、関節症性乾癬になりやすい傾向があります。
その他
質問にチェックをいれていくだけで、関節症性乾癬の重症度を自身で算定することのできる評価手法がいくつか作られています。
なかでも、PASE(Psoriatic Arthritis Screening and Evaluation)やJ-HAQ(Japanese Health Assessment Questionnaire)は、疾患説明用パンフレットやWeb 上で行える計算ツールなどもあるので、自分にあったものを探し、自身のスコアを定期的にチェックすると良いでしょう。