乾癬とは?What is psoriasis?

乾癬(かんせん)は、赤く盛り上がった皮膚の上にカサカサと剥がれやすい白いフケ状のものができる病気です。人によっては関節炎も生じます。
乾癬は、他の人にうつるようなことは決してありません。
塗り薬、光照射、飲み薬、注射などさまざまな治療法があります。
乾癬(かんせん)は、赤く盛り上がった箇所に、皮膚由来の白いフケのようなものが付着する皮膚の病気です。皮膚表面の細胞の分裂速度が高くターンオーバーが通常よりも速いため、死んだ角質細胞が板状のかたまりとなってなって皮膚に堆積していきます。これを鱗屑(りんせつ、英語でscale)と言います。そしてこれがポロリと落ちることを落屑(らくせつ)といいます。
人によってどの場所に症状が現れるかは異なりますが、肘や膝などのよくこすれる部位や頭皮に生じることが多いです。爪の内側に症状がでる場合もあります(爪乾癬)。
乾癬とは異なるように見えますが、乾癬が原因で関節の痛み、腫れ、変形など関節炎が生じることもあります。
乾癬は患者さんの免疫の機能の一部が過剰になったことが原因で生じる病気です。そのため、他の人にうつったり伝染したりすることは決してありません。
日常生活で乾癬の方と一緒に遊んだり、温泉やプールに入ったりしても全く問題はありませんし、もちろん美容師さんが患者さんの頭を洗ったり髪を切ったりしてもうつるような病気ではありません。