FPP003、抗IL-17A抗体誘導ペプチド、インターロイキン-17、乾癬

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抗IL-17A抗体誘導ペプチド「FPP003」がオーストラリアにて第1/2a相臨床試験中Anti-IL-17A antibody-inducing peptide "FPP003" is in Phase 1 / 2a clinical trial in Australia

乾癬

抗IL-17A抗体誘導ペプチド「FPP003」がオーストラリアにて第1/2a相臨床試験中

乾癬を新たな仕組みで治療する、抗IL-17A抗体誘導ペプチド「FPP003」という薬が、オーストラリアにて、第1/2a相臨床試験中とのことです。

抗体誘導ペプチド

抗体誘導ペプチドとは、標的となる「病気の原因分子(サイトカインなど)」を攻撃する抗体を、人体が産生することを促進する薬のことです。

この薬を注射剤で投与することにより、患者さんの身体は「「標的に対する抗体」を産生する能力」を獲得し、抗体を産生するようになります。

抗IL-17A抗体誘導ペプチド「FPP003」

抗IL-17A抗体誘導ペプチド「FPP003」は、キャリアーと呼ばれるヒト由来のペプチドと IL-17A が結合した構造をしています。

「FPP003」を投与された乾癬患者さんは、獲得免疫により「IL-17A に結合しその働きを阻害する抗体」を産生することを覚えます。
乾癬患者さんの身体の中では、IL-17A が過剰発現し、乾癬の症状を引き起こしていますから、この薬によって産生を誘発された抗体が IL-17A を阻害することによって、乾癬の症状が緩和されることが期待されるわけです。

乾癬
IL-17 サイトカインによる細胞内への炎症反応促進の命令伝達
乾癬
Th17 細胞が産生する IL-17A による様々な細胞への炎症反応促進の命令伝達

バイオ医薬品(生物学的製剤)との違いは?

バイオ医薬品(生物学的製剤)は、「外部で製造した抗体」を注射で直接投与する治療薬です。

一方、抗体誘導ペプチドによる治療では、患者さん自身が獲得免疫によって体内で抗体を作る形になります。

薬の種類 作用
ワクチン 標的(病原菌)の分子の一部を「ワクチン」として投与し、
体内で「標的に対する抗体」を産生させ、標的を攻撃する。
バイオ医薬品
標的(サイトカイン)を攻撃する抗体を体内に投与する。
抗体誘導ペプチド 標的(サイトカイン)の分子が結合した「抗体誘導ペプチド」を投与し、
体内で「標的に対する抗体」を産生させ、標的を攻撃する。

メーカー資料

https://www.funpep.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/05/4d0e81f5d184aaea22a2dcfa057d81ca.pdf

メーカーホームページ

https://www.funpep.co.jp/

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